「下北沢あおぞらマルシェ」と「オーガニックマーケットAOZORA」
2014-11-14 11:22:30
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11月24日下北沢は世田谷カトリック教会にて第七回「下北沢あおぞらマルシェ」が開催される。
NPO法人Agri-Connections主催
理事長は和気から代わって荒川淳一郎が務めている。
和気は下北沢から移って、現在目黒学芸大学の農民カフェに拠点を構え、ココを軸に来年4月26日開催される目黒碑文谷「オーガニックマーケットAOZORA」の準備中だ。
「下北沢あおぞらマルシェ」にしても「オーガニックマーケットAOZORA」にしても「地域マーケット」としての機能を旨とする。
フリマでも朝市でもない。
作った人、育てた人、考えた人が売りに来る直販マーケットである。
さらに表現するマーケットでもある。
音楽やパフォーマンスがあり、農/食/音が、地域を舞台に表現されるオーガニックカルチャーマーケットである。
地主がいる訳でもない。
家賃がある訳でもない。
企業の冠がある訳でもない。
すべてが市民主導。
すべてが手作り。
すべてが共有。
真のフェアトレードがココにある。
大都会の村作りだ!
かかる費用も、基本ブース参加料3,000円!
やる気になれば、君の街でも出来るぜ!!
それが我々のマーケット理論。
下北沢は教会、目黒碑文谷はお寺。
土地の管理者に意識があり、共有の見地があれば出来る事なのだ。
地域を考えてみよう。
東京の商店街、地方から比べればシャッターの降りている率は低いかもしれない。
が、どうだろう!?
駅前は皆同じ顔。
チェーン店がひしめき合い、銀行かサラ金のディスペンサーが置いてあるだけ。
時間に来て、時間になったら皆引き上げる。
後の事など知らん顔。
道ばたにはベンチひとつ置かれてない。
道路的に不必要なものは徹底排除され、立ち止まる事も許されず、老人が腰掛ける軒先さえ無い。
個人の付け入る隙間も無い。
バブル華やけき時代ならいざ知らず、個人商店が勢いやアイデアだけで生き残れる時代でも無い。
ではネットか!?
ネットにおける「信頼」とは何か!?
結果的に人と人だ。
その希薄な信頼を勝ち取っても、一度顔を合わせてのやり取り以上の「信頼」を築く事はできまい。
人間は人間そのものしか信じないものだ。
金はその代用でしかない。
実際には人間が考えるような土地自体に「価値」など無い。
そこで生み出される物や事に「価値」があり、金が代用される。
俺たちのマーケットは絶対の信頼関係から成り立っている。
場所を提供してくれる人。
その場所で営もうとする当事者。
それを見守り運営する委員。
その取り組みに協賛する個人や会社。
会場にいる人たち、みな同じ空を見ている。
雨に憂い、晴れに喜び、来場する人々を歓迎する。
誰かの為ではなく、自分自身の事として。
オーガニックな素材が並び、廃棄物となる商品は存在しない。
有機的な対話と有機的な営みの中、みな同じ未来を感じる。
それが「下北沢あおぞらマルシェ」であり「オーガニックマーケットAOZORA」であるのだ。
ひと駅にひとつのマーケットを目指して呼びかける!
俺たちなら出来る!
同じ空の下、心から「ありがとう」と言える繋がりを持つことが出来る!
君の街に、いつも見慣れた空き地があったなら、そこが次のAOZORAになるかもしれない。
想像するんだ。
そして隣にいる誰かに声をかけよう。
「僕らのマーケットを起そう」と。
俺はイメージする。
そんなマーケットが繋がってゆき、アチコチにフェアトレードな世界が築かれる日を。